やはりお笑い100万票はあった。
テレビマスコミの強大な影響力の前には、雑誌メディアの週刊新潮も効果なかったようだ。
ハシシタに入れたという大阪に住む親戚に、「商工ローンの顧問弁護士やってたの知ってる?」って聞いたら、「え、そうなの!?」って返ってきた。。。
所詮世の中なんてこんなものよ┐(´ー`)┌フッ
橋下氏、無党派層の半数獲得 若者票も集める
朝日コムより拝借。転載にあたり朝日新聞社の許可は得ていないw朝日新聞の出口調査によると、自民支持層の81%、公明の96%、無党派の50%が橋下に投票したそうだ。
てことは、学会が一番支持したと言うことかな?
大阪には学会票50万があるという。
なんてジャブはいいとして、民主党の中に裏切り者がいるというのがいただけない。
民主の70%は熊谷に投票したが、22%がタレント候補に流れた。
大阪府知事選:橋下氏当選…閉塞感打破託す お笑い票健在「良くなるか悪くなるかわからんけど、あの人なら変えてくれそう。そんな期待感が強かった」
わからんけど変えてくれそう
わからんけど変えてくれそう
わからんけど変えてくれそう
わからんけど・・・
(エンドレス)
って、おいっ!!
そんないい加減でいいんかい。
まー、人柄=キャラやからな。
知名度とイメージ重視。
政策なんて元々関係ねーってか?
詳しく知れば知るほど嫌になるようなタレントが当選できるのも、大阪の地盤沈下が続いていることが関係しているのではないか。
要するに救世主待望論。
「誰でも良いから何とかしてくれ」っていう考え。
「誰」と「何」が重要なのだが、自信を喪失したのか、もはやそれを見極める目もなくなっている状態。
本当に「誰でも」いいし「何か」してくれりゃいいっていうマジどうしようもない状態。
私なんぞは、そんな人に期待するより自分でやった方がいいと思うのだが、冷静に物事をとらえて将来のビジョンを描くことができなくなっている人には、もう論理的な言葉は届かない。
恰も多重債務者が連日の取り立てに精神的に追いつめられ、利息と今まで支払った分の計算すらできなくなって、業者に取り立てられるがままに支払っているかの如く。
前回のエントリの補足だが、タレントとしての橋下徹弁護士が好きになれない理由としては仕込みネタなのもあるが、芸風や考え方が東京風になってるのが大きいだろう。
東京の芸人は一発芸が多いが、特にノリや勢いの芸はテレビ局の使い捨てにはもってこいの材料だ。
ついでに言うと、ニセ関西弁というかエセ大阪弁というのが非常にウザい。
実は、今回の大阪府知事選挙の背景に某芸能事務所の東西対決を指摘する人もいる。
橋下の所属芸能事務所は、爆笑問題の太田光の妻光代が社長を務めるタイタンだが、東京杉並に本社を置くタイタンが橋下を大阪に送り込んで"大阪進出"の橋頭堡にしようというのだ。
当然、これは吉本興業と衝突せざるを得ない。
島田紳助が橋下を応援しなかったのも事務所に遠慮したからではないか、とも考えられる。
なもんで、橋下は当選したかったらタイタンを辞めて吉本に入れとか言われてた。
既にマスコミで報じられているが、橋下の選挙を仕切ったのはタイタンの芸能マネージャー劉昇一郎氏だった。
橋下巧みな「メディア戦略」 司令塔は「爆笑問題」芸能プロメディア縦横、橋下流 芸能プロ活用 大阪知事選小泉の秘書飯島勲が「政策なき選挙」と評したそうだが、橋下陣営はとにかく「絵」になる場面を演出しようと頑張った。
事実、街頭演説では、具体論を示すマニフェストそっちのけで、「子どもが笑う」とか抽象的でそれこそ居酒屋オヤジでも言えるような言葉を使って大げさな身振り手振りのパフォーマンスに力を注いだ。
こうしたノリだけの芸は、「ゲッツ!」のダンディ坂野の例を見るまでもなく、関西ではウケが良くない。
ボケとツッコミが必須だが、これには一つの言葉に多義的な意味を含ませ、自分をいったん相対化しつつ、笑い物にされるが相手も心の底で笑い物にするという高度な技術が要求される。
つまりは、言い方や仕草だけでなく、言葉を字面で起こしても論理的に或いはストーリー的に面白くなくてはならない。
「江戸の荒事、上方の和事」と歌舞伎の東西比較で言われてきたことである。
ゆえに、支離滅裂な橋下は、その場のノリだけは良くても、結局は受け(支持され)ないだろう、と踏んでいた。
しかし、当選してしまった。
なぜか?
他の候補が政策を訴える力が弱かったから?
違う。
熊谷氏も梅田氏も決してしゃべりが苦手な人物ではない。むしろ上手い方である。
大阪府知事選マニフェスト公開討論会話をじっくり聞けば、橋下氏が前後矛盾していたりアラが出ているのだが、そこは大半の人は問題にしなかったらしい。
橋下は、捲し立てるようなしゃべり方で、都合の悪いことはすぐスルー、不安商法のようにとにかく勢いだけで押し切る没論理タイプ。
裁判所や子どもを持ち出す割には、自分の立場から、自分で責任をとる覚悟で発言している物が一つもない。
「お前は何者なんや?」
「で、なにしたいの?」
と何回突っ込まないかんのだろうか。
私から見れば、橋下の演技力は、「よく練習したね。がんばった。うんうん。」っていうレベルで水準点に達してないのだが、大半の人には「庶民の目線で正直だ」という風に映ったらしい。
ここから考えられるのは、関西の笑いが東京に近づいてきているということである。
吉本も東京に進出して日本全国吉本化計画が進行中だが、吉本新喜劇をテレビ中継しているので、ライブで見たことはなくてもテレビで知っているという人が多いだろう。
「お笑いベンチャー」への可能性と問題点お笑いもライブよりテレビ志向が強まってきているのだろうか。
もう公然の秘密だが、人気お笑い番組「エンタの○○」はやらせである。
テレビ向きに「絵」になるとはこういうことである。
テレビの笑い声の演出(canned laughter)に一緒に乗らないと、空気読めないとみなされる。
笑い所までテレビに指定されているのである。
5分10分と長々と人によって受けるところが違ったりする漫才を語るより、笑い所が分かっている数十秒単位の一発芸のノリの方がテレビ的に演出しやすい。
テレビに出ている芸能人の中には、関西弁でしゃべるのがいるがニセ関西弁でしゃべる芸能人もいる。
関西ローカルでは、わざわざニセ関西弁を話す人はまずいないのだが、東京発の全国ネットの番組では、痛々しいのが目立つ。
関西・視聴率の不思議ニセ関西弁は、東京の人が勝手に抱く関西に対する偏見、つまり「東京的「関西」観」を存立基盤にしている。
こうしたニセ関西弁をほとんどの関西人は嫌って軽蔑しているのだが、たとえ間違っていても注目されていることに一種の自信のようなものも混在している。
観光に特化している地方と違うのは、もし、関西人が東京的関西観を投げつけられたら、間違ったイメージをそのまま受け入れるのではなく、相手のイメージ全部を崩さないように適度にボケをかましたりして意味を変容させるよう切り返す。
「大阪は東京にバカにされている」なんて今更言われなくても知っているし、東京に対抗心を持ちつつ、ちょっぴりバカにしてんだから、大阪のど真ん中で大阪を東京に認めさせよう(←じゃあ、今は認められてないのか?お前がバカにしてんじゃないのか?)と声を張り上げて言うとは失笑物だ。
大阪は関西どころか日本の中心というプライドがあったから、決して単純な「東京vs地方」の図式ですんなり納得いくようなものではなかったのだが、十年以上ずっと続く大阪の経済の低迷が大阪人の自信を奪ってしまったのではないだろうか。
結論は、橋下徹は、地方選挙でよくある「大阪出身」をアピールしたけど、東京的なノリで当選したということだ。
そこに私は多くの大阪人の意識・行動様式が東京化しているのを見る。
もっとも、テレビのお笑いという文化面の変化だけでなくて、もっと根本的に政治経済的な変容を受けているのだろうが、それを論ずるのは大変だw
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